2010.4.19

心的なユーザビリティ と 身体的なユーザビリティ

前回の続きです。ユーザビリティについて。
まずユーザビリティには2種類あると思っています。
「心的ユーザビリティ」と「身体的ユーザビリティ」。
こころとからだ。簡単に言うとこんな感じでしょうか?

ーー 身体的なユーザビリティ
ハサミで言うところの「右利き用」「左利き用」。
人の身体的な特性から「使いやすい」を実現する事。
視線の流れ(Z / N)、脳の記憶力(マジックナンバー)、マウスの移動距離を考慮したボタン配置など。
ハードウェア分野で「ユーザビリティ」というと大抵こっち。

ーー 心的ユーザビリティ
キーワードは「perception gap」。
時点の「精神状態」や思い込みを含めた「認識」と実際の「動作」の不一致、そのギャップ。
え?これドラッグできないの?引っ付いてくるじゃん?とか、このアイコンで削除ボタンだったの?など。
全ては人の認識と実際の動作のズレ。人が想像したように、対象が自在に動くこと。
こころもからだも共にユーザビリティなんだけど、考え方がだいぶ違う。
特に心的な方は「経験則」というとんでもない輩が影響する。
これについてはまたの機会で。

ともあれ、2つを分けて会話できると色々整理しやすいです。
ご参考まで☆<