2010.5.6

「どりぶん」の話

以前、とあるサービスのプロデューサーさん とよく話題にしていた内容。

その話をレ・サンク流にアレンジしてみました。



driven (be driven by ~):どりぶん】

意味:~によって決定される、動かされる



世の中には多くのサービスがありますよね。

小売、遊園地、美容室や配送業者、出版社・・・。

もちろんWebWindows/Apple/Adobeが提供する商品も含めて

世の中全てサービスです。


このサービスを考える上で、駆動面(Driven)に注目するといろいろ見えて面白い。

最近は「デベロッパードリブン」と「カスタマードリブン」がお気に入り。

勝手語録です。


【デベロッパードリブン】

 サービス提供者(開発者)が頑張って頑張ってサービスを維持・運営・成長させる形。とても疲れる。個人じゃバテる。資本が要る。


【カスタマードリブン】

 サービスを利用するお客さんが楽しんで、集まって、

 わいわいガヤガヤやってるうちに、サービスと一緒に成長していく形。

 Win Winな関係を作りやすい。


語弊を覚悟で言うと、iPhone/iPadとかはカスタマードリブン。

もちろんApple社のクオリティコントロールがあってこそですが、

iPhone Appsを考えるとカスタマードリブン代表。

欲しい人が欲しいアプリを作って、別の欲しい人がそのアプリを買って、

触発された人がまた別のアプリを作って。。といったサイクル。


個人的にサービスやるならカスタマードリブンが好きです。はい。


冒頭でも言いましたが、このドリブンの視点は

サービスを比較する時にとても面白いと思うのです。

機能面には現れない「駆動面」の話。


iPhone vs android とか、出版社と電子出版もこの軸で考えてみては如何?


2010年5月30追記:

一般には上記ドリブンの意味合いを「生態系」と表現されるようです。

駆動の主体だけでなく、駆動する環境も含めて全体を表す場合は、「生態系」の方が的確かもしれませんね。


ex) サービスの生態系をデザインする